スリランカ旅行記(7)

今日はみほさんとランチをとった。みほさんは私より治療開始時間が早かったから、終わってウトウトしていたそうだ。ランチはまたスープと野菜ジュースをだされた。そのうえ写真の謎の飲み物が出された。小豆のような香りがする、不味いとも美味しいともいえない味である。3種類の液体を飲み干すと、すでにお腹いっぱいになってしまうのが悲しい。ブッフェを少しだけ頂いてランチは終了。それからハーブが処方される15時30分までゆっくりした。なにせ体がだるい、ボーーっとする、便も出まくっている。ドクターであるチャニカ先生に『はじめは体がだるくなるかも』と言われていた。これはトリートメント後にもよくある症状だと思う。とにかくこの状態を抜けていくのを待つしかない。

時間になったからハーブを取りにいくと、ドクターは不在だった。でも処方されていた内容が前日と同じだったからそのままもらって帰った。

みほさんとアフタヌーンティの約束をしていた。テラスに行くと、みほさんは随分前からそこに居た様子。聞けばハーブを取りに行っていない。『忘れてた』と。さすがみほさん!ここのテラスには犬がいる。人を怖がらないカワイイ犬だ。近くに寄ってきてそばに座ってくれる。このわんちゃんもシンハラ語がわかるのかなぁ。私より英語わかりそうだなぁ。かわいいなぁ。と、ひたすら撫でまくった。私は犬も猫も大好きだ。但し娘を出産してからというもの、動物のいるお家に行くと鼻が痒くなる…。これは…もしや…動物アレルギーかも…でも認めたくない、と、気付かぬフリをしてもう15年も経ってしまった(笑)気づかぬフリ作戦は今もなお実行中だ。私は認めない。だって家には2匹のニャンがいるのだから…ふふふ。そしてビーチを見ると、今日もショールを売る人たちがいる。私の視線にすぐさま気付き、こちらにショールを広げてアピールしてくる。木を見るとリスがそこら中を走っている。なんとも不思議な光景だ。まるで日本じゃないみたい…いや、そうだ、ここは日本じゃない。スリランカであり、目の前の海はインド洋だ。みほさんが『ビーチを散歩しよう』と言う。みほさんが一緒なら怖くないかな。(←心配性そして小心者)と思い、付いて行くことに。ビーチはとてもきれいだった。インド洋は波が高いのかな?今日は曇っているけど、晴れたらきっともっと素敵に違いない。少し寒く感じるが、欧米人たちは海に入って楽しんでいる。屋台も出ていた。海老とかを焼いて提供しているようだ。

みほさんはズンズン進む。少し歩くと、現地の若い男性が話しかけてきた。近くのアイランドに連れてってくれるらしい。対応は全てみほさんに任せて、私は目を合わさないように歩く。でも、ちゃっかり男性の顔は見たが、なかなかのナイスガイだった(笑)しばらくビーチを歩いて引き返すときに、『この路地を入って帰ろう』とみほさんが言った。えーー細い道!怖い!けど…付いて行く。バーベリンのすぐそばだけど、そこは地元の人たちが暮らす家と、小さなホテルがたくさんあった。道は舗装されていたり、されてなかったり。自転車に乗っている学生らしき男の子。歩いているおばあさん。『ハロー!ニーハオ!』『トゥクトゥクに乗らないか?』とおじさんに声をかけられたり。『指輪はいらないか?』と言われたり。みほさんはそんな人たちに『ノーマネー』と言う。私は持っていたバッグを握りしめ、すっかり怯えていた(笑)おばさんが家の庭から『ハロー』と声をかけてくる。が、二言目には『マネー』だ。どういう仕組みなんだろうか(笑)私は引き返したかったが、みほさんは構わずズンズン進む。無事バーベリンに戻れた時は心の底からホッとした。なんて平和なホテルなんだ!!

 

部屋に戻り、また便を出す(これまた失礼…。でも事実だから 笑)そしてハーブを飲んだ。そしたら今度は夕食の時間。食べてばかりだけど、バーベリンのご飯は本当に美味しい。今こうしてブログを書いていても、思い出して食べたくなる。コントロール食だから規制があるけど十分楽しめる。みほさんとこれからの治療内容について話をしながら楽しく食べた。これからどのように進んでいくのかとても楽しみだ。

 

バーベリンではフロント近くでインターネットが使える。チケットを購入してパスワードをもらい、そのパスワードを打ち込むと繋がる仕組みだ。この日の夜、オーストラリアにいる娘にLINEで電話をした。娘は普段すこぶる明るい性格をしている。とてもポジティブだし、私がそこに救われている面もある。しかし、オーストラリアでホームステイをしている娘は、ホームシックになっていた。ま、しょうがないよね。初めての海外、初めての家、お母さんがいない生活。娘よ、がんばれ!この日は珍しく娘を励ました。

 

続く