（10）病気を治すためにやった事

この章では重要な3つを紹介する。代替療法よりも重要だと思っているので、ぜひ実践して欲しい。

①1回3000歩から7000歩程度、週2から3回歩く。正しい姿勢で、可能な限り大股早歩き。

仕事や家事でなんとなく歩くのではなく、歩くことをメインとした動きが必要。歩くために歩く。なるべく大股で早歩きが良い。走ることは身体を痛める可能性が高いため、走るより歩くことがオススメ。

身体を反り過ぎていないか。顎が上がっていないか。頭が前に出ていないか。猫背になっていないか。要は歩く姿勢に注意して欲しい。かかとから着地し、足指で地面を蹴ることができているか。

正しく歩こうとすると、はじめはそれだけで身体は疲れる。でも続けて欲しい。しばらく続けると歩く体力が出来てくる。そしたら今度は身体のコア、体幹を意識して歩くようにして欲しい。身体の中心部分に力を込めるようにする。そうすると腹筋や背筋も強くなり、歩くだけで筋トレをしている状態になる。

さらには大股で早歩きをして欲しい。股関節を大きく動かし、骨盤を正しい位置にしていく。そして骨盤の中に収められている子宮が温かくなる。また心肺機能を高めることで血液の流れを良くする。

まずはこの歩くことから全てが始まる。歩くことが辛い方は、私のサロンで販売しているKAKATOや姿勢を感じる靴下を試してもらいたい。この２つの商品を発明したのは、私が尊敬する先生、西山茂樹さんである。色や形状を使って身体にアプローチしていく商品だが、ここで説明するより使って実感して頂くのが一番良いと思う。とにかく歩きやすく、骨盤が整いやすい。私のように子宮に不安のある方はもちろん、腸に不安のある方、股関節や膝、腰に痛みがあることで歩くことがしんどい方にもオススメしたい。そしてゆっくりでいいので少しずつ歩いて欲しい。筋肉は使わないと元気にならない。

私は子宮頸がんの前がん状態だったが、歩くことはどの病気に対しても有効であると言える。全身に血液がちゃんと巡るように、ほどよく筋肉をつけるために、とにかく歩くこと。なんとなくではなく、正しい姿勢で、大股で早く歩く。これが理想である。

私が暮らす高知県は車社会で、どこへ行くにもほぼ自家用車である。ヨガや体操はしていたが、私はまともに歩くことはなかったから11月から歩くことを開始した。初めは歩く時に音楽を聴いていた。が、しばらく続けるとそれも飽きてくる。

せっかく歩くことに時間を割くわけだから、少しでも有意義な時間にしたいと思い、途中からはオーディオブックに手を出した。これが大正解だった。聴く日経を平日は毎日アップしてくれるし、中村天風さんの本を聴きながら身体を健康にする事ができるから、満足している。でも道路状況などには気をつけて欲しいからボリュームは低めで。 

また、私は神社の階段を上がる事も取り入れていた。この時も姿勢に気をつけてもらいたい。骨盤を傾斜と並行になるように傾け、体幹を意識し、太腿とお尻の筋肉を使うようにして上がる。身体を痛めてしまうということは、正しい姿勢、骨盤の位置になっていないと思うので、気をつけて欲しい。私は２００段程度の階段を一定リズムで上がり切る、ということを取り入れ、神社の神様にお礼を言って降りている。心肺機能がいい感じに鍛えられ、とても体力がつく。都会だと駅の階段を利用するのが良いだろう。

外を歩くというのは冬は寒いし、夏は暑い。でも歩くと四季を感じることができ、思っているよりもストレス解消につながる。近所でも知らないお店があったりして発見が楽しい。歩かなくちゃいけない、とストレスに感じるのではなく、歩く時間をどう使うか各々で試行錯誤し、楽しく続けて欲しい。気付けば歩きに行きたくなる身体になるから不思議。

ちなみに私は子供の頃から走ることも苦手だし、できることなら動かず、家でじっとしていたいタイプだ。家が大好きでダラダラするのも大好きだ。私と同じタイプの方も多いと思うが、健康な身体を取り戻すには絶対条件と言ってもいいほど、歩くことは重要である。皆さんも今日から積極的に歩こう。

②前向きな気持ちを持つ、言葉に出す

病は気から。読者の皆さんもわかり切っていることでしょう。でも実際病気になると前向きになることはとても難しい。大体、病気になりたいだなんて思ってないし、望んでいない。なのになぜ病気になるのか。私はこの事について今回大きな気付きがあった。

心配、不安、恐怖、孤独感、絶望感、悲しみ、寂しさ

これらの感情が出す波動は良い事が一つもない。

自分の心の声を聞かず、周りのことばかりが気になっている人は多い。自分の心の声をよく聞いてみた時、ネガティブな感情があるのではないか？

いや、私はそんなネガティブな事は思っていない。という方もいるかもしれない。その場合は潜在意識の問題になってくる。私の考えではカルマが影響している。私の場合はとても厄介で、現実でもネガティブに思っていたし、カルマの影響も大きく受けていた。そうすると、知らぬ間に隙だらけになってしまい、良からぬエネルギーの影響を受け出す。私はトリプルパンチ状態だったのだ。その結果、身体の元々弱い部位に更に不調が出る。こうなると病気の進行は驚くほど早い。がんになるには数年の年月を要すると言われているが、私はそんな事ないと感じている。私は医者ではないし、研究したわけでもないけど、病気になるのも、逆に治るのもそんなに時間はかからないのではないかと思っている。なので治ることは特に奇跡ではない。

いろんな本を読んだり、意見を聞いたりして、前向きにならないといけないことはわかっているが、不安が拭えない方がほとんどだと思う。

なぜ病気になったのか、どうして私はしんどい思いをしないといけないのか。こんなにしんどいならもう死んでしまった方が楽ではないか。私は周りに気を遣わし、誰も私が生きることを願っていないのではないか。どうしてあの人が健康で私が病気なのか。誰かに励まして欲しい。誰か側にいて欲しい。元気づけて欲しいし、支えて欲しい。だって私はボロボロだし、治るか治らないかわからない病気と付き合わなきゃいけない。

こんな気持ちになるのも理解できる。だが、どうか切り替えて欲しい。

まず、あなたが死ぬことを望んでいる人なんて1人もいない。周りの人は元気になってもらいたいと思っているはずだ。人と比べることは全く意味がないし、自分が満足することを他人任せにすることもやめよう。

病気であっても、病気でなくても、幸せかどうか決めるのは自分自身である。まずはその事をしっかりと理解して欲しい。誰かに何かをしてもらえたから幸せなのではない。自分自身を認め、受け入れ、慰めたり、楽しませたり。自分の心を自分が把握する。そして当たり前の幸せを今一度再認識する。ないものではなく、あるものにフォーカスして欲しい。

美しい自然を見ることができる目があり、美しいと思う心がある。

愛する人の声を聞く耳があり、指があり、触れる事ができる。

香りや味覚で食事を楽しむことができる。

どこかに行ける足がある。

暖かい布団で眠れる。

家があり、仕事がある。それを喜んでくれる人がいる。社会に還元できている。

親が元気で、ありがとうを伝えることができる。飼っている猫も元気だ・・・

あれ？もしかして私ってすごく幸せかも！

周りと比較せず、自分の幸せを再認識する作業である。

病気のときは夜になると特に気持ちが落ちてくるから、私は意図的に声に出していた。

「私には強い身体、強い心があり、優しさを持ち合わせている。匂いを嗅ぐことができ、ご飯を美味しく食べることができる。私には家と仕事があり、それを喜んでくれる人たちがいる。私はすごく幸せ者だ！ラッキーだし、ツいている！私は宇宙一幸せだ！」

と、こんな具合でお風呂に入っている時や1人の時に言っていた。しんどかったし、食べることも苦痛になっていたから、あえてご飯のことに触れていた。皆さんも自分に合った言葉をチョイスしてもらいたい。自分を肯定する言葉を発することが難しければ、鏡に写っている自分に向かって話しかけるようにして初めてみるのも良い。 はじめは自分の目を見れなくてもいい。なんとなく映っている自分になんとなく言ってみる。毎日続けて、慣れてきたら自分の目をしっかり見て言ってみる。最後は鏡なしでも、自分自身に言えるようになってくる。前向きな気持ちになるまではかなりの回数を言ってもらいたいが、眠る前や起きてすぐに呟くのはかなり効果的である。言葉と波動が潜在意識まで届きやすいようだ。

これを毎日続けると、心の訓練になる。先ほどあった言葉に、私には家と仕事があり、とある。これは私意外のものにフォーカスしていることになるので、まだまだ甘い。最終的には

「私には愛する心がある」

「私は愛である」

この言葉のみで幸福感を感じていきたい。完治した今でも私は訓練中である。皆さんにもぜひ続けて欲しい。今は難しいと思っていても、有るものにフォーカスして前向きな言葉を発していると、突然とてつもない幸福感に包まれる時があるはずだ。私自身、不思議な感覚を入浴中に体験している。初めて体験した時、病気ではあるが、私自身の身体が愛おしくてたまらなくなり、身体、細胞にまで「ありがとう」を言っても言っても言い足りない。身体が存在している奇跡を喜ばずにはいられない。感動のあまり涙が出てくるのだ。

自分の身体に対してネガティブに感じることがあったとしても、いざ寿命を迎え、この身体を離れる時は、何十年も共に過ごした身体に感謝しまくるだろう。愛おしく感じ、離れることを寂しく感じるかもしれない。私が体験した愛おしさや感動は、この時も感じるのかもしれない。

身体に感謝を伝えると、身体が調和を取り戻す感覚がある。これが病気を治す近道にも感じる。

私たちは自分が創造した通りの人生になる。前にも書いたが、望んでいないと思っていても潜在意識やカルマの影響はとても大きい。前向きな言葉によって自分の波動を変え、創造を変えることにより、未来が変わってくる。が、どうしても前向きになれない場合もあるかもしれない。そんな時はホ・オポノポノも実践して欲しい。

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それでも不安が拭えない場合は、私が提供しているセッションをお勧めしたい。セッションでは、あなたの感情と関連するカルマを相殺し、解消していく。遠方の方でも受けて頂けるように、電話でのセッションができるので、詳細はコチラを確認頂きたい。

私自身は前世や未来で特殊なことを経験していた。そこには恐怖や怯え、不安があり、その中でも頑張っていた頃があった。彼と共にそのことをしていた時もあり、今世で彼と付き合い初めてから、不思議な体験をいくつもした。この度カルマの解消をしまくった。彼は過去世でも未来でも私を助けてくれていた。かと言って味方だったわけでもない。が、不思議と寄り添ってくれていた。

病気になり、ウォーキング生活を始めてすぐの頃、まだ私は絶望感だらけだった。そんな時のウォーキング中に、今日は星が綺麗だな、と夜空を見上げると、とてもとても大きなUFOが私の真上を通過した。あまりの大きさと美しさに驚き、驚き過ぎて車道にはみ出した私は車に敷かれそうになったから、皆さんも気をつけてね。

そのUFOの中から「生きろ」と言われたような気がした。私は泣きそうになった。

その時間、今世の彼は仕事中だったけど、UFOに居たのは過去か未来か別時空の彼だった。証拠も何もないし、私だけの出来事である。変人だと思われるだろうからこのことは大声では言わない（書いちゃったけど）。それくらい私だってわきまえている笑　

とても素敵な体験だった。もう一度見たかったし、会いたかったから、翌日も同じルートを歩いた。が、会えなかった。足元が悪く、段差に引っかかり転びそうになったが、なんとか転ばずに済んだ。顔をあげ、視界に入ってきたのは知らない人の車のナンバープレートで、その数字は私の誕生日だった。以前父から証しについて教えてもらったことがある。偶然と言ってしまえばそれまでだが、その数字は証しだと感じた。私が生まれた日だったから、やはり生きろと言われている気がした。

③食事の見直し

耳が痛いとは思うが、食事は大切なので書かせてもらう。私はお肉を食べないペスカタリアンだ。お肉を食べないだけで、チーズや牛乳（積極的には摂らないけど）などは頂く。ここでお肉をやめてくださいとは言わないから安心してください。

・味噌汁を毎食とるようにする。できれば手作り。減塩味噌などではなく無添加味噌が良い。具は基本的にはなんでもOKだが、わかめ、田舎豆腐、乾燥椎茸などを積極的に食べた。

・野菜をメインにした献立

・上白糖、人工甘味料、小麦粉を避ける。甘いものが欲しい時は蜂蜜を摂る。お菓子やパンは全粒粉やてんさい糖を使用したものを買う、または作る。

・スナック菓子、市販のアイスクリームなども我慢。ただし、どうしても食べたくて仕方がない、ストレスが溜まる、という方は２週間に１度など、自分のルールを作る。買わない、コンビニに寄らない、見ないが一番。

・自分に合った便通が良くなるものを積極的に献立に入れる。玄米、納豆、蜂蜜、オリーブオイルやココナッツオイルなど。私は普段から便通が良く、便通を更に良くしようと納豆を食べると便秘になるという不思議体質だ。お肉は消化されにくいから、お肉を少なくすると便通が良くなる人もいるだろう。私の場合は腹八分目にすることで、便通が更に良くなる。人によって腸内環境は違うので、自分に合ったやり方を見つけて欲しい。何が言いたいかと言うと、便秘が良くない。とにかく排便を促したい。一日２～３回の排便が理想である。

・食べすぎない。お腹いっぱいは避ける。ヨガの教えでは次のように言う。腹八分目は医者いらず、腹六分目で老いを忘れ、腹四分目で神に近づく。まさしくその通りだと思う。食べ過ぎると身体をどんどんしんどくさせていく。病気を治すには食べ過ぎないことが重要。腹八分目を心がけよう。

・冷たい飲み物は避ける。白湯、三年番茶が良い。後にも出てくるが、私は柿の葉茶をよく飲む。とにかく身体を冷やさない。

正しい姿勢で歩き、不安を解消し、食事を見直す。この３つをコンプリートできたら、完治にむけてかなりの前進である。

不安の解消が一番難しいかもしれないが、心折れず、根気よく取り組んで欲しい。あなたは必ず出来る。

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